平成29年12月22日に平成30年度予算ならびに平成29年度補正予算が閣議決定され、今後実施される補助金・助成金の内容が見えてきました。
今回、大幅に予算が増強された「IT導入補助金(IT補助金)」についても、詳細な情報が出てきましたので、ご紹介いたします。
予算規模
平成29年度補正予算 500億円(13万5千者の採択を予定)
事業内容
中小企業等の生産性向上を実現するため、バックオフィス業務等の効率化や新たな顧客獲得等の付加価値向上(売上向上)に資するITの導入支援を実施
補助額:15万円〜50万円、補助率:1/2以内
※前回と比べると、補助上限額が50万円、補助率が1/2へと縮小となりました。1者あたりの補助という点では少しインパクトの弱いものとなりました。
その他
おもてなし規格認証や、第三者による生産性向上計画(経営力向上計画のことだと思われます)の作成支援、セキュリティ対策への配慮等を盛り込むなど、サービス産業等の生産性向上施策等との連携を図るということなので、これからの取り組みが加点要素になってくるものと想定されます。
IT導入補助金は、1者あたりの補助が大きく減ってしまったため、やや魅力に欠けるものになってしまいましたが、それでも50万円の補助は大きな額ですので、IT投資を行い事業者様はIT導入補助金もうまく活用したいところです。